更年期障害の人には欠かせない
『ホウレンソウ』

ホウレンソウには、抗がん作用のある「ルテイン」、 抗酸化作用・抗がん作用・加齢による網膜変性予防・視力回復作用のある「β-カロテン+ルテイン」などが含まれています。


■更年期の女性を悩ませる自律神経失調症に効果

ホウレンソウは、優れた速効成分の宝庫であり、緑黄色野菜の王様と呼ばれています ホウレンソウでまず思い浮かぶのが造血作用です。しかし、意外に知られていないのが、更年期障害に有効であることです。 更年期障害は、老化の進行などと共に自律神経の乱れが重なり、ホルモンのバランスが崩れることによって起こります。 主な症状は、頭痛、腰痛、めまい、動悸、冷え、のぼせ、食欲不振、イライラ、不眠などであり、ホウレンソウはこれらの症状を緩和します。 閉経後の女性にとって大切なのが、カルシウムの摂取です。この時期の女性は、女性ホルモンの分泌が極端に減少し、カルシウムの吸収が著しく妨げられています。 これは骨粗鬆症の原因にもなります。ホウレンソウはホルモンのバランスを整え、カルシウムを豊富に含んでいるため(100gあたり49g)、 更年期特有のカルシウム不足を補います。 また、更年期による高血圧、頭痛、めまい、ほてり、便秘、イライラにも効果があります。 ホウレンソウには、体内でビタミンAに変化するβ-カロテンがたっぷりと含まれています。 その量は100gあたり4.2mg。これはトマトやピーマンの約10倍に上がります。 またビタミンCが多いのも特徴です。1日に必要なカロテンとビタミンCは、ホウレンソウのおひたし1人前で十分、といわれるのもこのためです。


■たくさん食べると結石ができるって本当?

ところで、ホウレンソウを生で食べるとシュウ酸が残り、結石の原因になるといわれ、なるべく茹でて利用するように言われています。 これは本当なのでしょうか。シュウ酸は体内でカルシウムと結合して結石を作る恐れは確かにあります。 しかし、これは毎日1kg以上を摂取した場合のこと。普通に食べている分には問題はありませんん。 一般的には茹でてアク抜きをしてから調理しますが、新鮮な物はアクが少ないので生で食べることもできます。


■ホウレンソウの食べ方

▼更年期障害の解消に
ホウレンソウ500gを潰して搾り、搾り汁をさかずき1杯ずつ、1日2回飲む。これを繰り返す。

▼更年期障害の解消に
ホウレンソウ50~100gと鶏肉15gを、水3カップで半量になるまで煮詰め、1日3回に分けて飲む。

▼更年期障害の解消に
茹でて3cm長さに切ったホウレンソウ150gをゴマ油大さじ1でさっと炒めて、毎日食べる。


■肝機能低下、眼底出血が原因の視力障碍にも有効「

漢方には、「目は肝の孔」という言葉があります。これは、まさに肝臓と視力が深くかかわっていることを表現しています。 老化が進んでくると、血液の循環機能が衰え、血液の量も不足してきます。 そのため、肝臓に十分な栄養が行き渡らなくなり、肝機能の低下がそのまま反映し、視力障害となって現れます。 視力低下はまた、眼底出血が原因で引き起こされる場合も少なくありません。 ホウレンソウは肝機能低下及び眼底出血が原因の視力低下に対して大きな効果を発揮します。 そのほか、最近の研究によれば、ホウレンソウのβ-カロテンと葉緑素の相乗作用でがんの発生を抑制することや、 コレステロールの代謝を促進することなどが報告されています。

▼目が腫れて充血し、痛みを伴うときに
緑茶、ホウレンソウの種をひとつまみと菊花(生または乾燥)1~2個に熱湯コップ1杯を加え、1日3~4回に分けて飲む。

▼糖尿病によるのどの渇きに
ホウレンソウの赤い根80gと鶏の砂肝45gを鶏がらスープ3カップで煮込む。毎日2~3回に分けて飲む。

▼高血圧に伴う頭痛、めまい、便秘に
茹でて3cm長さに切ったホウレンソウ300gをゴマ油大さじ2でさっと炒める。1日2回に分けて食べる。

▼長引く咳や喘息に
ホウレンソウの種をとろ火で黄色くなるまで炒って、粉末にする。1日2回3gずつ、白湯に溶かして飲む。