大腸癌を抑制する健康食品『ヨーグルト』

ヨーグルトには、コレステロール値低下作用・抗癌作用・免疫力強化作用のある「乳酸菌」、 カルシウムや鉄の吸収促進・骨粗鬆症予防作用のある「CPP(カゼイン・ホスホ・ペプチド)」、 細胞障害の修復作用のある「カゼイン」、マクロファージ活性化・血圧降下作用のある「カゼインペプチド」が含まれています。


■牛乳より消化に優れ、整腸作用も抜群

『ヨーグルト』は牛やヤギの乳、または脱脂乳を乳酸発酵させた食品です。 日本では市販の商品は「発酵乳」と表示されており、「ヨーグルト」というのは通称です。 乳酸菌には殺菌作用があり、冷蔵庫や保存料がなかった昔、主に乳で栄養補給をしていた遊牧民などは、乳酸発酵させることで保存していました。 さらに、保存性だけではなく健康維持にも役立つとされ、ブルガリアでは不老長寿に効能があると伝えられています。 日本では、奈良時代に酪というヨーグルトのようなものが作られており、日本最古の医学書『医心方』にも、酪に関する記述があります。
ヨーグルトは、たんぱく質、脂質、カルシウムなど、原料の牛乳が持つ栄養成分をすべて含み、 しかも乳酸菌によってたんぱく質がアミノ酸やペプチドに分解されるので、 牛乳よりも消化・吸収されやすいのも特徴です。牛乳を飲むと下痢になりやすい人でもヨーグルトを食べられるのは、このような特性によるものです。 また、ヨーグルトの乳酸菌は、腸内でビフィズス菌などの善玉菌を増やし、その働きを活性させて有害物質を排出してくれるので、整腸作用にも優れています。


■腸内で善玉菌を増やし、癌の発生を抑制

人間の腸の中には、100種類以上、約100兆個の腸内細菌が存在し、健康維持に役立つ善玉菌と、有害な悪玉菌に分かれています。 しかし、老齢期に入ると体内の機能が低下し、腸内にあるビフィズス菌などの善玉菌が減少します。反対に増えてくるのが悪玉菌です。 この悪玉菌が生み出す有害物質によって、をはじめとする生活習慣病が引き起こされます。
そこで常食したいのがヨーグルトです。これまでの報告から、乳酸菌を含んだヨーグルトなどの発酵乳を食べ続けることで、 ①腸内の善玉菌を増加させ悪玉菌を減少させる②免疫を賦活させる③発癌物質や遺伝子異常を起こさせる物質を吸着して除去する ④コレステロールを低下させる ⑤血圧の上昇を抑える、といった効果があるとされています。 市販のヨーグルトには、食べるタイプと飲むタイプがありますが、効果に大差はありません。 また最近のヨーグルトには、「LG21」「LC1」など、ヨーグルトに含まれる菌の名前を表示した製品が出回っています。 胃潰瘍の原因となるピロリ菌の減少や感染症の予防など、含まれている菌によって働きが異なるので、どんな効果があるか、まずは試してみるよいでしょう。 最も効果的なヨーグルトの食べ方は、胃酸が薄められている食後に200~400gを摂取することです。 食後の習慣にすることが効果を高めることになります。


■癌を防ぐ、ヨーグルトを使った料理

以下、特にことわり書きのない場合は1人・1日分です。

▼腸内細菌を調整し、便秘解消大腸癌などの予防に
ヨーグルト200gに、皮をむき、賽の目切りにしたヤーコン30gを入れて食べる。

▼体内の活性酸素を取り除いて、癌予防に
カボチャ1/4個の種を取り、賽の目気切りにする。レモン1/2個を薄く切り、4等分する。 赤ピーマン1/2個の種を取り、縦切りにする。オリーブ油適量でピーマンを炒め、軽く火が通たところでレモンを加える。 カボチャは揚げ油で揚げ、油をきる。粗熱を取り、カボチャ、ピーマン、レモンにヨーグルト大さじ8を加えて食べる。

●腸内の善玉菌増加に

▼腸内の有用菌を増やし、免疫力の強化に
皮をむいて賽の目切りのヤーコン50gをヨーグルト150gに混ぜて食べる。

▼体力増強、肌のトラブル解消に
ヨーグルト100gに刻んだレーズン50gを混ぜ合わせ、パンケーキのもと100gを加えて合わせる。 フライパンにサラダ油適量を熱し、両面を焼く。

肩こり高血圧高コレステロールの改善に
キュウリ3本とアサツキ5本を細かく刻み、鶏肉のささ身2本は軽くゆで、3cm長さにほぐす。 ヨーグルト500gとだし250mlを延ばした中に材料を入れ、よく混ぜてから、塩とオリーブ油で調味する(ヨーグルトの冷や汁)。