急増する癌の予防に効果抜群の食品
『カボチャ』

カボチャには、抗酸化作用癌遺伝子の発現を抑制癌抑制遺伝子の発見を促進する β-カロテン、 整腸作用・コレステロール値低下作用・抗癌作用のある 食物繊維、 抗酸化作用・抗癌作用のある ポリフェノール、 抗酸化作用・抗癌作用・老化予防・ビタミンE作用強化のある セレンが含まれています。


■冬至にカボチャを食べるわけは?

カボチャ カボチャはキュウリやスイカと同じくウリ科の植物です。日本には16世紀に伝えられました。 当初、東南アジアのカンボジアで作られていたと考えられていたため、それがなまって「カボチャ」と呼ばれるようになったといわれています。 風邪をひかない、あるいは 痛風にならないなどの理由から、 日本では冬至にカボチャを食べる習慣があります。 南瓜(ナンキン)と、「ん」が2つつくので「運盛り」といってほかの「ん」がつく植物と一緒に冬至に食べるという風習もありますが、 これは、カボチャが冬場を乗り切るための重要なビタミンとして認識されている証拠でもあります。

ところで「土手カボチャ」という言葉があります。これはあまりありがたい意味では使われませんが、 もともとは手をかけずに育つカボチャの生命力の強さを表しています。


■優れた癌抑制作用と豊富なビタミンCが魅力

カボチャは、β-カロテンビタミンB1・B2ビタミンCなどを豊富に含む緑黄色野菜です。 β-カロテンは、肺癌、食道癌、胃癌、膀胱癌、咽頭癌、前立腺癌など、 癌全般の予防・抑制に優れた効果を発揮します。 特にカボチャは、β-カロテンを多く含むニンジンやホウレン草と共に肺癌を予防する野菜の筆頭に挙げられています。

果肉の黄色は、β-カロテンが豊富に含まれている証拠です。黄色が濃いものほどカロテンをたくさん含み、強力な還元作用を発揮するのです。 しかし、果肉ばかりではなく、「わた」の部分には、なんと果肉の5倍量のβ-カロテンが含まれているのですから、必ず利用したいものです。 β-カロテンが癌に有効なのは、癌の発生や進行に深く関与している活性酸素 を還元して無害化するからです。

そのほかカボチャは、ビタミン類の中でも、特にビタミンCを多く含んでいます(100gあたり43mg)。 これは、カボチャ2~3切れで1日に必要な摂取量をまかなえるほどです。 また、食物繊維が非常に豊富なのもカボチャの特徴です。便秘を防ぐとともに血行を促進するため、大腸癌や結腸癌の予防にも役立ちます。


■癌の予防・抑制効果に、カボチャを使った料理

以下、特にことわり書きのない場合は1人・1日分です。

①癌の予防・抑制に(特にストレスを過剰に受け、精神的な疲れが残っている人に)
一口大のカボチャ50g、もち米60g(といで1時間水につける)、乾燥ナツメ2個(10g)を水4カップで煮ておかゆを作る。 1日1回、朝食として食べる。

②癌の予防・抑制に(特に体がほてり、尿の排出の悪い人に)
一口大のカボチャ100g、緑豆40gを水4カップで煮て、どろどろにする。 黒砂糖少々で味を調える。週に2~3回の割合で食べる。

●眼精疲労、糖尿病、習慣性流産などにも有効

カボチャに含まれているビタミンB1・B2・Cは、ミネラル類と相乗効果で新陳代謝を促し、血行をスムーズにします。 このような働きは、癌以外に、生活習慣病や老化の進行抑制にも有効です。 また、カボチャは胃腸を丈夫にし、体力をつける食品としても知られています。 胃腸が虚弱で疲れやすく、根気が続かない人、病中、病後の体力増強などには最適な食品です。 さらに、習慣性流産、眼精疲労、扁桃炎、糖尿病などにも効果を発揮します。

①習慣性流産に
カボチャのへたをきつね色になるまで乾煎りし、つぶして粉末にする。 妊娠2か月くらいから5か月くらいまで、1日3回、小さじ1ずつ熱湯に溶かして飲む。

②眼精疲労に
カボチャ500gと豚レバー200gにスープ4カップ、塩少々を加え、煮込んで食べる(4人分)

③扁桃炎に
天日で干したカボチャの種10~15gに、氷砂糖少々、水3カップを加えて、煮詰め、1日3回飲む。

④糖尿病に
薄切りのカボチャを陰干しし、ミルミキサー(粉砕用器具)で粉末にしたものを1日10gずつ、熱湯で溶かして飲む。

⑤糖尿病に
カボチャ250gを浸るくらいの水で、軟らかくなるまで煮る。これを朝晩2回に分けて煮汁と共に食べる。