手足のむくみを取る食品『キュウリ』

キュウリには、抗癌作用のあるテルペン酸・フェノール酸・ 食物繊維、 免疫力強化作用・抗菌作用・コレステロール値低下作用・利尿作用のあるシトステロール、 抗癌作用のあるククルビタジンが含まれています。


■キュウリの巻物をなぜ「かっぱ巻き」と呼ぶ?

キュウリ キュウリの巻物をお寿司屋さんでは、なぜ、「かっぱ巻き」というのでしょうか。 これは、美しい緑色をしたキュウリのみずみずしさが深く関係しています。 水の神様と縁深く繋がっていると昔の人は考えたからです。 そして、水の神様や、その妖怪化した河童などがキュウリを好んで食べるという伝説が生まれ、かっぱ巻きの由来になったとよくいわれています。 キュウリはいわば、水の神様の使者のようなものです。


■キュウリに利尿作用が手足のむくみを解消する

キュウリは夏が旬の野菜です。夏季は暑さで体内に余分な熱が生じ、体力を消耗しやすい季節です。 キュウリは自動車のラジエーターの役目をして、体内の熱を冷まし、炎症を取り除きます。 つまり、体内の熱を下げることにより体力の消耗を抑え、内臓機能を調整するのです。 キュウリには水分が95%も含まれています。この豊富な水分の中にキュウリ特有の成分が溶け込んでいます。 まず、体内の熱を冷まして、体液を補給する作用がありますが、さらに重要なのが利尿作用で、 この働きによって腎臓の働きが活発になり、手足のむくみが解消されます。 そのほか、熱感を伴う症状全般、例えば口が異常に渇くとき、胸がもやもやして苦しいとき、喉が腫れて痛いとき、目が充血して熱っぽいときにも有効です。 キュウリを薄切りにしたものを直接患部に貼ると、やけどにも効果があります。 日焼け痕のキュウリパックは、皮膚のほてりを鎮め、火ぶくれやそれに伴うシミを防ぎます。 ただし気を付けたいのは、このようにキュウリは冷やす力が非常に強い野菜だということです。 そのため、冷え性の人、胃腸の弱い人などは、生でたくさん食べるのは控えた方がよいでしょう。 キュウリの冷やす作用を減らし、利尿作用を引き出すには、酢豚などのように炒め物にするのが効果的です。


■むくみ解消に、キュウリを使った調理法

▼手足のむくみ、腹水に
キュウリ1本を縦割りにし、半分は酢1カップで、もう半分は水1カップでドロドロになるまで煮詰め、空腹時に合わせて飲む(1回分)。 1日2~3回ずつ、むくみが取れるまで続ける。

▼手足のむくみに
キュウリの皮50gは水2.5カップで半量になるまで煮て、1日3回に分けて飲む。

▼喉が渇いて水分を多量に取っているいるにも関わらず、尿が出ず、むくむときに
トマトジュース小1缶(190g)に輪切りのキュウリ1本分を加えて、ジュースとともに食べる。

▼むくみ全般に
厚めに輪切りしたキュウリ3本分とアズキ50gを水3カップで半量になるまで煮て、1日2~3回に分けて飲む。

▼むくみ全般に
キュウリのつる30gとキュウリ大1本は水2カップで半量になるまで煮て、1日3回に分けて飲む。

■高血圧、黄疸、小児のてんかんなどにも有効

キュウリの頭部には、苦みのある物質が多く含まれています。 これはククルビタシンA・B・C・Dという4種類の物質で、このうちククルビタシンCは動物実験で抗癌作用を持つことが証明されています。 また、ククルビタシンBは急性肝炎に効果的で、この成分が含まれているマクワウリのへたは肝炎の補助治療にも応用されています。 また、つるには強い降圧作用がることがわかり、 中国ではその粉を使った降圧剤を高血圧の治療に利用しています。 その他キュウリは、黄疸や小児のてんかんなどにも有効です。

▼高血圧に
キュウリのつる30gを水2カップで半量になるまで煮て、1日2~3回飲む。または、キュウリのつるを乾燥させて粉末にし、5gずつ1日3回、お湯で飲む。

▼黄疸に
キュウリの皮250gを水2.5カップで半量になるまで煮詰め、1日3回に分けて飲む。 キュウリの根30gを突いて汁を取り、毎日、朝1回飲む。

▼小児のてんかんに
キュウリ1/2本(60g)と豆腐1/4丁(75g)を水1/4カップで煮る。 温かいうちに煮汁とともに、1日1回食べさせる。