夜間頻尿に効く食品『エビ』

エビには、肝機能強化作用のあるペタイン、 免疫力強化作用・脂肪代謝促進作用のあるアルギニン、 疲労回復作用・コレステロール値低下作用のあるタウリン、 抗酸化作用・免疫力強化作用・抗癌作用・心臓病予防作用・動脈硬化予防作用のある アスタキサンチンが含まれています。


■伊勢海老は鎧兜に身を固めた武勇の象徴

日本人はエビ好きの民族として定評があります。しかし、今に始まったわけではありません。 縄文時代からエビはすでに食べられていたようです。 また、エビは食生活ばかりでなく、日本の風俗や文化にも深くかかわってきました。 特に、伊勢海老は鎧兜に身を固めた武勇の象徴で、縁起のいいものとされ、現在でもおめでたい席に欠かせない食材となっています。 また、中国には「独り者にはエビを食わせるな」ということわざがありますが、それはエビが極めて高い強壮効果を持っていると考えられていたからです。 これは事実で、卵や卵巣、頭の黄色いミソに強壮効果の高い成分が含まれています。


■高タンパク、低カロリーの理想的な食品

エビには体を温めて、「腎」の機能を補う作用があります。足腰が冷える、腰から下がだるくて力が入らない、精力の減退、疲れやすい、といった症状によく効きます。 また、頻尿にも有効で、特に夜間頻尿の人には、優れた効果を発揮します。 さらに、蕁麻疹などの発疹性の症状にも有効で、毒素を表面に出して発疹を治します。 ただし、食べ過ぎると逆に発疹を進行させてしまうので注意が必要です。 エビは身だけでなく、殻や卵に薬効が備わっています。殻を炒って粉末にしたものを患部に貼ると、ジクジクした腫れ物に効果があり、卵は強精作用を持っています。 エビには伊勢エビ、車エビ、サクラエビなどいろいろな種類がありますが、そのどれもが高タンパク、低脂肪で、糖質はゼロです。 まさに、理想的なダイエット食品といえます。 また、悪玉コレステロールを減少させる タウリンの含有量が、 イカやタコに次いで多いのも特徴です。特にサクラエビは殻ごと食べられるので、 カルシウムが無理なく摂れます。 また、疲労回復効果のあるタウリンも多く含まれています。


■手足の冷え、夜間頻尿に、エビを使った調理法

▼夜間頻尿に
小さめの大正エビ4尾ともち米50g、水2カップでおかゆを作る。1日1回、朝食として食べると効果的。 1~3ヵ月続けると改善がみられる。

▼手足の冷え、夜間頻尿、昼間の頻尿に
殻と薄皮を取ったギンナン10粒と、背わたと殻を取ったブラックタイガー(または大正エビ)5~10尾を、水4カップで40~50分、弱火で煮る。 1日1~2回に分けて、スープごと食べる。

▼夜間頻尿に
芝エビ150g、短冊切りにしたヤマイモ250g分と、グリンピース50gをサラダ油大さじ1で炒め、1日1~2回に分けて食べる。 または、芝エビ60g、ヤマイモ100gを水3カップで半量になるまで煮詰め、1日2~3回に分けて、汁ごと食べる。

■内臓機能を高め、血液の不足を補う

核酸が多いのもエビの特徴です。 核酸には、全身の細胞を活性化させ、血液を作り出し、血行を促す作用があります。また、病気に対する抵抗力を強化します。 さらにエビは、虚弱体質を改善する働きも備えています。 ショウガ、ダイコン、みそなどと一緒に食べると内臓の機能を高め、血液の不足を補い、血液の流れを改善します。 よって、精力増強、産後の母乳不足を治す効果が強まります。

▼足腰の強化、インポテンツ、年齢以上のふけに
伊勢エビ50g(中1/4尾)、クルミ15g、仙茅(インバイザサの根茎)15g、インヨウカク(イカリソウの葉)15gを水3カップで半量になるまで煮詰める。 1日2回に分けて飲む。

▼精力減退、インポテンツに
生きている車エビ100g(2尾)を紹興酒につけ、動きが鈍くなってきたら、サラダ油小さじ1で炒める。 または、車エビ100gを日本酒適量で殻ごとに詰める。 朝夕2回に分けて、殻を取って食べる。1~2週間続けると改善がみられる。

▼産後の母乳の出を促すには
エビ90g(3尾分)は背わたと殻を取って細かく刻む。紹興酒少々で煮て、豚足スープ1カップを加え、1日3回に分けて温めてスープごと食べる。 3日間続けると効果がある。