頑固な便秘を解消する食品『ハクサイ』

ハクサイには、整腸作用・コレステロール値低下作用・糖尿病予防作用のある 「食物繊維」、 血栓防止作用のある「アリルイソチオシアネート」、解毒作用のある「グルコシノレート」、抗癌作用のある「インドール」などが含まれています。


■チャイニーズキャベツって、どんな野菜?

ハクサイ ハクサイはカブと漬け菜類との混合種。ブロッコリーやキャベツと同じアブラナ科の仲間です。英語でチャイニーズキャベツといいます。 その95%が水分ですが、 ビタミンCカルシウムを豊富に含んでいます。 これらの成分の含有量はリンゴやナシの5~10倍、ビタミンCはハクサイ350~400gで1日の必要量を補えるほどです。 また、亜鉛の含有量は、肉や魚に匹敵します。


■粗繊維が便秘を予防し、解消する

ハクサイには胃腸の蠕動運動を活発にして、食欲を増進する働きがあります。 これはハクサイに含まれている粗繊維の効用によるものです。 包丁で切ったときの、あのざっくりとした感触は、まさに粗繊維の多さを象徴するものであり、 粗繊維は便秘の予防・解消に極めて有効です。 また、アブラナ科の野菜にはを抑制する働きがあり、ハクサイもその例外ではありません。 ハクサイのジチオールチオニンという特殊な成分が、癌に有効に働くのです。 最近の研究によると、ハクサイには発癌物質の吸収と、その蓄積を阻害する作用のある微量元素も含まれていることが明らかになりました。 さらに、塩分を体外に排出する作用のあるカリウム が100gあたり220mgも含まれているため、高血圧の予防・治療にも役立っています。


■頑固な便秘を解消、ハクサイを使った調理法

▼便秘の解消に
ハクサイの芯300gを細切りにし、サラダ油小さじ2で八分通り火が通るまで炒める。 醤油、砂糖、酢で調味し、水溶き片栗粉適宜を回し入れ、毎日のおかずの一品として食卓に乗せる。

▼消化不良による下痢に
ハクサイ300gを芯と葉に分けて細かく切り、サラダ油小さじ2を熱したフライパンで芯、葉の順で炒める。 塩少々を加え、味を調える(4人分)。

▼慢性の便秘に
ハクサイ1/2株(1kg)は細切りにし、塩大さじ2を振って重しをのせ、水が上がるまで1~2時間下漬けする。 せん切りのショウガ大1個分、赤唐辛子2~3本を甘酢に加え、下漬けしたハクサイをよく絞って混ぜ合わせる(4人分)。

■体に溜まった余分な熱を速やかにとる

中国では昔から、ハクサイを薬用に使う場合、生のまま突いてその汁を飲む方法=生汁が用いられてきました。 それは、ハクサイに備わった、体内の余分な熱を取り去る作用を速やかに働かせるための知恵だったのです。 また、利尿作用も生汁を飲むことで即効性が増してきます。二日酔いには生汁を飲むとよいというのもこのためです。 そのほか、生汁ではなくても、風邪、のどや口の渇き、食欲不振、咳や痰、もやもや感、気管支喘息、気管支炎、胃腸障害、十二指腸潰瘍、 虚弱体質、慢性肝炎、インポテンツなどに応用しても確実な効果が得られます。

▼肺に炎症のある咳、気管支炎、気管支喘息に
ハクサイ250gの芯に箸で孔を開け、氷砂糖適宜を加え、水3カップで半量になるまで煮詰める。 温かいうちに汁ごと食べ、汗をかくようにする。

▼風邪に
乾燥させたハクサイの根1株分に、黒砂糖50g、ショウガの薄切り3切れを加え、水3カップで半量になるまで煮詰める。 1日2~3回に分けて飲む。

▼インポテンツに
ハクサイ250g、干しエビ10gをサラダ油大さじ2で炒めて食べる(4回分)。

▼慢性肝炎に
ハクサイの芯200gを沸騰した湯で湯通しし、水気をきる。 大きめに切り、塩、砂糖を溶かした酢に10分ほど漬け、ゴマ油少々をかけて混ぜ、毎日食べる。

▼小児のビタミン、カルシウム欠乏症に
ハクサイの葉100g、サクラエビ50gを刻んで水3カップに入れ、中火で沸騰するまで煮る(4人分)。 この汁に砂糖(または塩)少々で味を調え、1日1回、3ヵ月続けて汁ごと食べる。

▼胃・十二指腸潰瘍に
ハクサイ250gを細かく切り、塩小さじ1を混ぜ、10分置く。絞った汁に砂糖少々を加える。 これを1日3回に分け、空腹時に飲む。