眼瞼痙攣

瞼を開けられなくなることもある

■症状と特徴

瞼が痙攣したり、開きにくくなったりする病気です。唇の痙攣や涙目を伴うこともあります。 軽症の場合は、痙攣は自覚しにくく、目が開けにくいという自覚はあります。 中年女性に多く見られるのは、瞼が過度に緊張して開きにくくなるものです。 明るいところではひどくなり、暗いところでは軽くなります。 重症なると、まったく目を開けられなくなります。 眼精疲労や睡眠不足の際に、瞼がひくひくと不随意に動く眼瞼ミオキアと混同されがちですが、両者は別のものです。


■原因

眼瞼内反や結膜内に異物が入って起こるもの、大脳基底核の異常や顔面神経の圧迫によって起こる場合もあります。


■治療

ボツリヌス菌で瞼の筋肉を麻痺させる治療が有効です。重症の場合は手術で神経の圧迫を除去します。