蒸しショウガ
低体温が、万病や不調の元凶だということは、皆さんよく御存じだと思います。 そう、健康な身体には、体温アップが必須! それに最適な食べ物が、ここでご紹介する『蒸しショウガ』なのです。 蒸しショウガは、体を芯から温めてくれます。 さらに、生のショウガに比べて、有効成分のショウガオールを10倍も含みます! その分、健康効果も10倍というわけです。まさに万病に効く妙薬。 今日から、蒸しショウガ生活を始めましょう!
■健康効果は生の10倍!血液もサラサラ!
体温アップで免疫アップ!
蒸しショウガで20kg痩せた
血圧・血糖値も大降下!
皆さんは、理想的な体温が何度かご存知ですか。標準は、36.5〜37.2度とされています。 ところが近年は、35度台、ひどい場合は34度台という人も増えています。 現代人のほとんどが、低体温だといっても過言ではありません。 私は、生活習慣病の多くは、この低体温が原因だと考えています。 体温が1度上がると、免疫細胞が活性化し、免疫力が5倍になるというデータもあります。 身体の冷えは、万病の元なのです。
そこでお勧めしたいのが『蒸しショウガ』です。 ショウガの辛みの主成分、ジンゲロールとショウガオールには、体を温める作用があるからです。 ジンゲロールは、食べた瞬間に辛さを感じる成分。血流を促進して体温を上げ、免疫力を高める働きや、殺菌効果、 抗癌効果などが認められています。 一方、後を引く辛さのあるショウガオールには、体内の細胞や糖質を燃焼させて、ジンゲロール以上に体を温める働きがあります。 すると、免疫力が高まるだけではありません。脂肪や糖質が減れば、血液がサラサラになり、その結果、 高血圧や高コレステロール症の改善、肥満の解消につながるのです。
つまり、ジンゲロールも素晴らしい薬効成分なのですが、冷え性や肥満、生活習慣病全般に対しては、ショウガオールのほうが 効果的だといえます。ですが、ショウガの辛み成分は、ジンゲロールがほとんどでショウガオールはわずかしか含まれていません。 では、ショウガオールを多く摂るにはどうしたらよいでしょうか。実は、その答えが、蒸しショウガなのです。 ショウガを加熱すると、ジンゲロールの一部がショウガオールに変化します。 漢方では、一度蒸してから乾燥させた生薬を乾姜と呼びます。 実は生のショウガよりも乾姜の方が約10倍も高いのです。 蒸しショウガは、生のショウガを蒸し、乾燥させて作ります。つまり家庭で手作りした乾姜、それが蒸しショウガなのです。 特効成分のショウガオールが10倍に増えた蒸しショウガは、その効能が、生ショウガの10倍になったといってよいでしょう。 しかも、蒸しショウガには、ジンゲロールも十分に残っています。2つの成分を効果を一挙両得できる点も、 蒸しショウガの優れているところなのです。
●むくみや冷えが軽減し、血圧は2週間で正常化!
体験の一部をご紹介しましょう。
体重が100kgを超えていたKさん(60代・男性)は、血糖値が300mg/dl近くもある糖尿病でした(基準値は110mg未満)。 そこで、毎食、蒸しショウガを料理に加えるようにしたところ、体重が減り始めました。 体重が100kgを切った頃、血糖値も120mg/dlまで下がったそうです。 蒸しショウガが脂肪と糖質を燃焼させ、代謝がよくなったことが、減量と血糖値の低下につながったのでしょう。
その他にも、血糖値が2週間で100mg/dl以上も下がったという女性もいました。 最大血圧が180mmHgという高血圧に悩んでいたのが、50代の女性Iさんです(基準値は140mmHg未満)。 Iさんは、飲み物が欲しいときは、蒸しショウガを入れた紅茶を飲むようにしました。 すると、2週間後からむくみや冷えが軽減し、その後、最大血圧が130mmHgになったそうです。 Iさんは、女性に多いむくみ体質で、体の水分代謝が滞り、血液もドロドロになっていたと思われます。 こうした症状の改善には、蒸しショウガはうってつけだったといえます。
同じように、水分代謝を促し、血液をきれいにしたことで、ダイエットに成功した人もたくさんいます。
例えば、30代の女性Aさんです。
Aさんは、毎朝の紅茶に蒸しショウガを入れて飲んだだけで、すぐに肌がキレイになり、1年後には20kgほど減量できたそうです。
生姜紅茶を飲む以外は食事も生活習慣も変えなかったとのこと。初めて目標体重になれたと喜んでいました。
ところで、これほどの薬効を秘めた蒸しショウガですが、燃焼させた分、辛みが凝縮されているので、 中には動悸やのぼせ、胃痛といった不調を感じる人がいます。副作用の心配はありませんが、 そのときは、体調を見ながら摂取量を調整してください。 蒸しショウガは、体を温め、免疫力を高める切り札です。家庭で作れる生薬、蒸しショウガで、体の芯から健康になりましょう。