高血糖によいといわれるサプリメント

高血糖が気になる方に適したサプリメントをご紹介します。 糖尿病は、予防が肝要。糖尿病になる前に、高血糖の段階で早めの対処を。


■成分別サプリメント

『アディポネクチン』
日本人に多い糖尿病や高血圧はもちろん、メダボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防と改善のカギを握っているのは、 『アディポネクチン』です。 アディポネクチンの分泌が増えれば血液も血管も若く保たれて動脈硬化も解消でき、 日本人に蔓延する糖尿病・高血圧・脂質異常症・脳卒中・心筋梗塞といった生活習慣病を予防改善することができる というわけです。

『亜鉛(ジンク)」』
酵素活性や遺伝、糖尿病、生活習慣病にもかかわりが深い『亜鉛』。 亜鉛は、インスリンを作るために必須なミネラルで、ブドウ糖が細胞に取り込まれる際にも亜鉛が必要です。 食品ではカキに多く亜鉛が含まれています。 また、サプリメントで亜鉛を補給して血糖の上昇を抑える研究が進められています。 膵臓ホルモンのインスリンは、昔亜鉛を含んでいると考えられていましたが、 純粋なインスリンには亜鉛は含まれていないことが判明しました。 しかし、亜鉛は補因子として膵臓β細胞でインスリンの合成、貯蔵に関与し、糖尿病の予防にも関わっていると思われます。

『クロム』
『クロム』は、糖が細胞内に入るときにインスリンと協力して働くミネラルです。 血中のブドウ糖の量を調整し、正常な血糖値を維持しやすくします。 糖質・脂質の多い食生活は、体内のクロムを大量に消耗します。 甘いものがお好きな方、脂っこいものがのお好きな方に、大人気のサプリメントです。

『フィブロイン』
『フィブロイン』は、良質たんぱくの宝庫「絹」から発見された成分で「食べる絹」ともいわれ、 メタボリックシンドロームの原因となる内臓脂肪を減らす作用があるとされています。 フィブロインを摂れば、中性脂肪値もコレステロール値も血糖値も下がるとされ、 ある試験では検査値の改善率は6割を超えています。

『グリスリン』
『グリスリン』はキノコの一種であるマイタケに特異的に含まれる成分で、最近になってその存在が確認されました。 そして、グリスリンが糖の消費を妨げ、インスリン抵抗性を強力に改善して メタボリックシンドローム・高血糖・高血圧・高脂血を撃退するのに役立つことが日米の試験で実証されています。

■植物性サプリメント

『青パパイヤ発酵エキス』
青パパイヤは、沖縄で万寿瓜(マンジューイ)とも呼ばれ、健康維持のスタミナ食として沖縄の人々の健康を支えてきました。 この健康野菜には、ミネラル、ビタミン、食物繊維など健康維持に欠かせない成分がたっぷり含まれています。 この青パパイヤを原料とする『青パパイヤ発酵エキス』には、強力な抗酸化力があり、 また豊富なミネラルが含まれていることから、 ヘモグロビンA1cが正常値になったなど、 糖尿病対策の切り札として愛飲者が急増しています。 また、大学の研究でもその有用性が証明されています。

『アカシアポリフェノール』
『アカシアポリフェノール』には、ずば抜けて強力な抗酸化作用があり、 高血糖・糖尿病や肥満を改善することが、数々の研究データで実証されています。 またアカシアポリフェノールは、動脈硬化から起きる狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの予防にも期待が寄せられています。 抗酸化作用で、ドロドロの血をサラサラにすることができるからです。

『アオバナエキスと小麦エキス』
『アオバナエキス及び小麦エキス』は、砂糖・ご飯などの澱粉・脂肪分などの糖質が小腸から 各種消化酵素 (糖にはスクラーゼ)・(ご飯などの澱粉にはα-アミラーゼ)・ (脂肪分にはリパーゼ) により吸収されることを阻害します。

『菊芋(キクイモ)』
『菊芋(キクイモ)』は、水溶性食物繊維イヌリンを主成分とするキク科の植物です。 アメリカや日本では健康のために昔から食べられてきた食品で、 近年、菊芋(キクイモ)は、その優れた血糖降下作用が注目を浴びている食品です。 イヌリンは、腸内でオリゴ糖に分解され、ビフィズス菌など、乳酸菌の増殖を促す働きがあります。 キクイモエキスを摂った試験では、血糖値が続々下がり、最大220ミリも低下したという結果が出ています。 毎日の食事だけでは不足しがちな栄養素を効率よく摂取できるサプリメントが菊芋(キクイモ)です。 健康維持を心がけている方、食事が不規則な方、食物繊維の不足を感じている方、などにお勧めします。

『桑の葉DNJ』
糖尿病にやさしい注目のサプリメントとして『桑の葉』の人気が高まっています。 その有効成分は桑の葉だけに含まれるデオキシノジリマイシン(DNJ)という成分です。 このDNJが、糖類をブドウ糖にまで分解し、そのブドウ糖を小腸から血管へと輸送する役目を担う 「アルファーグルコシダ-ゼ」という酵素の働きを阻害することで、 小腸からのブドウ糖の吸収を抑制して、 血糖値の上昇を抑えて正常化にします。

『ギムネマ』
『ギムネマ』とは、「ギムネマ・シルベスタ」というインド原産の多年草であり、 南インドから東南アジア、中国南部などに分布します。 サプリメントとして利用されるのは、葉から抽出された成分です。 インドの伝統医療・アーユルヴェーダでは、糖尿病や肥満に効果のあるハーブとしてギムネマが用いられてきました。 ギムネマは、消化管での糖分の吸収を遅らせ、食後の高血糖を抑制することがわかっています。

『ゲントウ芋(カイアポ芋)』
『ゲントウ芋(カイアポ芋)』は、 南米ブラジルの中央に広がるブラジル高原西方に自生する白甘藷の一種で、 インディオの間では、健康維持のため何千年も前から好んで食されている栄養価が大変優れている健康食品です。 近年、ゲントウ芋(カイアポ芋)は、高血糖などの生活習慣病によい食品として注目されています。

『高麗人参』
『高麗人参』には、インスリン分泌能を高める働きや 糖尿病の代表的な合併症である腎症を抑える働きがあることがわかっています。 ジンセノサイドRb2を注射で投与するシロネズミの実験では 400mg~500mg/dlの高血糖ネズミの腹部に1日10mg注射したところ、血糖値が169mg/dlまで下がり、 投与を中止した後も、血糖値は対照群より40~50%低い水準を維持し続けたという報告があります。

『サラシア(コタラヒム)』
『サラシア(コタラヒム)』は、糖質を分解する酵素の働きを抑制する作用が認められています。 単糖に分解されない糖は体内に吸収されることなく排出されます。 その結果、食後の血糖値の急な上昇を抑え、脂肪の蓄積も減らせるのです。 加えて、糖尿病から合併症にいたる酵素の働きも妨げるため、神経障害・腎障害・白内障などの 恐ろしい合併症を予防することも証明されています。

『シベリア人参』
近年、『シベリア人参』には、 桑の葉エキスや糖尿病の薬、アカルポーズ、ボグリボーズ等と同じように、 消化酵素(α-グルコシダーゼ)の活性を阻害し、血糖値の上昇を抑える働きがあり、 しかも糖尿病の原因となる「インスリン抵抗性の改善作用」があると学会で報告されています。 インスリン抵抗性の改善作用は生活習慣病を克服する為の大きなキーワードとなっており、 シベリア人参は、今後の活躍が期待できるでしょう。

『ターメナリアベリリカ』
『ターミナリアベリリカ由来没食子酸』には、食事に含まれる脂肪や糖の吸収を抑えて、 食後の中性脂肪や血糖値の上昇をおだやかにする機能が報告されています。 食後の中性脂肪や血糖値が気になる方に適した食品です。

『田七人参』
『田七人参』には、サポニン、 田七ケトン、有機ゲルマニウム、フラボノイドなどの成分が含まれており、 ミネラルやビタミン類も豊富です。 特に、田七人参は高麗人参の数倍以上のサポニンを含んでおり、 中でも「ジンセノサイド」というサポニンは現在注目を集めています。 田七人参は、活性酸素を撃退し血流を改善することから、血流改善・高血糖対策に有効といわれています。

『豆鼓(トウチ)』
『豆鼓(トウチ)』とは、中国で古くから常備食として食されてきた、大豆を麹で発酵させた食品です。 遣唐使により日本にも伝わり、江戸時代には徳川家康が戦いの時に、 よろいの中に豆鼓を保存食として 常備させていたという記録もあります。 今でも、中華料理の調味料としてよく使われる食材です。 豆鼓エキスは、この豆鼓から抽出、濃縮、精製した関与成分で、糖の吸収をおだやかにします。

『生コーヒー豆エキス』
『生コーヒー豆エキス』に含まれる 「クロロゲン酸」や「カフェイン」は相乗的に働いて、 糖や脂肪を減らし、糖尿病や肥満などを防ぐ優れた効果を発揮します。

『日本山人参』
『日本山人参』は高血糖に有効で、空腹時血糖・食後血糖・HbA1cが大幅に下がります。 また、日本山人参には、神経障害・腎症・網膜症といった糖尿病の合併症を抑える働きもあります。 糖尿病によって起こる高血圧や血管の収縮・損傷を防いで、動脈硬化を退けるのです。 さらに日本山人参は、血小板の凝固を抑える働きにより血液がサラサラになるので、 血管が傷つくこともなく、余分な成分が血管壁に付きにくくなり、血管の詰まりも防ぐことができます。

『その他の高血糖によいとされる植物性サプリメント』
その他の高血糖によいとされるサプリメントです。

■野菜類のサプリメント

『ゴーヤー』
『ゴーヤー』には、血糖値や血圧を下げる働きをする「モモデルシン」、 インスリンと似たような働きをする「コロソリン酸」や「ポリペプタイドP」、 インスリンの分泌を促し血糖を下げるとされる「チャランチン」などが含まれています。 これらの成分が複合的に働いて、血糖値の上昇を抑えるのではないかと思われます。

『玉葱(タマネギ)』
『タマネギ』には、多種多様なイオウ化合物が含まれていて、 その成分である、サイクロアイリンやイソアイリン、 グルコキニンには血糖降下作用があるといわれています。 また、タマネギは、血糖降下剤など医薬品とは異なり、正常な血糖値を無理やり下げたり、 急激に下げて、低血糖状態にする心配はありません。 また、最近では、タマネギに含まれるポリフェノールの一種「ケルセチン」の血糖降下作用が注目を浴びています。

■キノコ類のサプリメント

『茶樹きのこ』
最近の実験では、『茶樹きのこ』を摂取することでインスリンが増量し、血糖値が降下することがわかりました。 医学博士中川栄一氏による高血糖のラットやマウスを使った実験では、 茶樹きのこを食べなかったグループに比べて食べたグループは、血糖値がおよそ2分の1までに下がりました。 また、大学の医学部教授による実験では、茶樹きのこがインスリンの分泌量を増やすこともわかりました。 茶樹きのこは、糖尿病の予防・改善に効果的といえるでしょう。

■酵素・酵母類のサプリメント

活性ドライ酵母『いきいき酵母くん』
『活性ドライ酵母』の生きた酵母が糖質・脂質を腸でしっかり分解して糖質制限の実践と同じ効果を発揮します! 糖・脂肪を腸でしっかり分解し吸収させないので、食事制限不要で、お菓子・天ぷら・お酒も自由に飲食できます。 また、活性ドライ酵母は、ビタミンやミネラル、アミノ酸に核酸などの体に大切な栄養素をたっぷりと含んでおり、 さまざまな成分が活性ドライ酵母を効率よく働かせるサポートをし、今までにない腸内洗浄力とダイエット、 高血糖改善をもたらします。

糖カット酵母『パクパク酵母くん』
糖質をカットしてくれるパン酵母・清酒酵母・ワイン酵母に加え、今注目のDNJを多く含む桑濃縮エキス・桑葉末、 さらに3種類の抗酸化成分を配合した「パクパク酵母くん」。 酵母は糖質を食べる習性を利用した”酵母式”糖質制限なら手軽に結果が見えると大好評。 さあ、あなたも「糖質カット酵母」で先生からお褒めの言葉を頂きましょう!!

■食物繊維のサプリメント

『難消化性デキストリン』
『難消化性デキストリン』は、小腸で糖が吸収される際に、α-GI作用で糖の吸収スピードを緩やかにします。 ただし、難消化性デキストリンは、単糖類には影響を及ぼさず、二糖類以上の糖質の吸収をゆるやかにすることで、 食後血糖値の上昇をおさえます。難消化性デキストリンの血糖調節効果については、 厚生労働省が一定の機能表示を許可する特定保健用食品の関与成分として利用されています。 また、難消化性デキストリンは、糖質制限サプリメントとしてダイエットなどにも使用されています。

『フコイダン』
『フコイダン』とグルコースをマウスに投与した実験では、 グルコースの吸収が阻害されるために 血糖値の上昇が抑制されることが報告されています。 筋肉細胞のブドウ糖取り込みを促進する作用も示しました。 フコイダンは糖尿病モデルマウスの血糖値上昇を強く抑制することが報告されています。

『水溶性食物繊維』
『水溶性食物繊維』は、水に溶解するという特徴から、いくつかの物理化学的性質とそれに伴う生理作用を発揮します。 ペクチンやグアガムなどの水溶性食物繊維は高い保水性を示し、膨潤することで食品の容量を増大させて満腹感を与え、食べすぎを防止します。 また、アルギン酸ナトリウム塩やカリウム塩などの水溶性食物繊維は陽イオン交換能を有していることから、ミネラルの吸収や利用に影響を与えます。


■その他のサプリメント

『コロソリン酸』
『コロソリン酸』はバナバに含まれている成分で、血糖値を低下させる効果があるとされ、注目を浴びている成分です。 バナバが糖尿病に効果があるとされるのは、バナバに含まれるこのコロソリン酸によるものと考えられています。 コロソリン酸は、インスリンと大変似通った役割を示し、糖を細胞内に取り込むことを促します。 しかも、コロソリン酸は、従来の経口血糖降下薬に見られる副作用である肝臓・膵臓・腎臓障害等がなく、 安心して利用することができます。 コロソリン酸にはその働きがインスリンに似ていることから「植物インスリン」とも言われています。

『烏骨鶏の血粉』
『烏骨鶏の血粉』は、高血糖による血流浄化を改善して合併症や脳梗塞を防ぎ、頭痛やしびれも解消します。