睡眠問題 | なし | 週に1回未満 | 週に1~2回 | 週に3回以上 | 毎日 | 時間帯 | |
1 | 寝床に就いてから5分以内に眠った | ① | ② | ③ | ④ | ⑤ | 夜 |
2 | 眠るまでに30分以上かかった | ① | ② | ③ | ④ | ⑤ | 夜 |
3 | 何らかの理由で途中で起きてしまった | ① | ② | ③ | ④ | ⑤ | 夜中 |
4 | 夜中に目が覚めて、30分以上眠れなかった | ① | ② | ③ | ④ | ⑤ | 夜中 |
5 | 予定より1時間以上早く起きてしまった | ① | ② | ③ | ④ | ⑤ | 早朝 |
6 | 朝起きられず、二度寝することがあった | ① | ② | ③ | ④ | ⑤ | 朝 |
7 | 眠った感じがしなかった | ① | ② | ③ | ④ | ⑤ | 朝 |
8 | 朝起きてから正午にかけて体が重かった | ① | ② | ③ | ④ | ⑤ | 午前 |
9 | 何らかの作業中に耐えがたい眠気があった | ① | ② | ③ | ④ | ⑤ | 日中 |
10 | ボーッとして集中力を欠くことがあった | ① | ② | ③ | ④ | ⑤ | 日中 |
超睡眠法第1章『ピークシフトで脳をマネジメントする』①
睡眠の質をよくするには、起きている間の過ごし方が大事になってきます。
中には無意識のうちにすでにやっていることもありますが、意識的に行うことで、その効果はさらに増します。
睡眠の3つのリズムを頭に入れつつ、仕事の質を高めるための1日の過ごし方を学びましょう。
■ピークシフトで仕事が進む時間帯を把握
大事な仕事に自分のピークを持っていく
◆終日ハイパフォーマンスを保っていくのは不可能
いつもピークの状態の自分でありたいと思いますが、どんなに優秀なビジネスマンであっても、 1日中ハイパフォーマンスを発揮し続けるのは難しいものです。必ずどこかで”沈む”時間帯が出てきます。 その一方で、最も力を発揮できるピークの時間帯があるのも事実。パフォーマンスは1日の中で浮いたり沈んだりを 繰り返すわけですが、そのピークを自分にとって大事な時間帯に持っていくのが「ピークシフト」です。
例えば模様替えなど、力を使う作業があるとき、それを行うのに最も適しているのは起床から約11時間後のタイミングです。 しかし朝、寝過ごしてしまい、昼に起きて4時間くらい経ってからその作業をすると、パフォーマンス全開というわけにはいきません。 仮にその作業で自分の力を最大限に発揮したいのであれば、ふだんと同じ時間に起床したうえで起床から11時間後に作業するのがベストです。
また、1日の中でも最も頭がよく働く時間帯は、起床から4時間後とされています。 クリエイティブな作業をするにはこの時間帯がベストですが、ここで力仕事をして、そのあと頭脳労働をすると、 思うような結果が得られません。本来ならば思い浮かぶはずのアイデアが出てこないという、もったいない事態になってしまいます。
◆できる人はピークシフトを自然に実践している
企業経営など「デキる人」は、ピークシフトを自然に理解している方が大勢います。
例えば、午前の早い時間帯にプレゼンテーションがあるときは、いつもより2時間早く起き、
そして外で日光を浴びるなど、経験則で脳力が発揮できる時間を調整しているのです。
ちなみに、リズム全体を大きく変えるには、少なくとも14日間の”シフト期間”が必要です。
14日間と聞くと最初は長く感じるかもしれません。しかし、「今までずっと解決できなかった睡眠の悩みが、
わずか14日間で解決できる」と思えば、短いものです。ピークシフトは光を浴びる時間や運動との関係がとても深いので、
室内での作業が多いホワイトカラーの方がシフトしにくい傾向にあり、より工夫が必要です。
外回りが中心の営業マンなどは外出の機会が多いので、デスクワーク中心の人に比べるとやりやすいと言えるでしょう。
【自分のベストな時間帯を把握しておく】
どんなに優秀な人でも、ずっとピークを保ち続けることはできません。 自分は、どの時間帯にどのような仕事をすればハイパフォーマンスを発揮できるのか・・・・・。 それを日々考えるだけでも、仕事の質は自然と上がっていくはずです。
■セルフチェックシートで睡眠の現状を把握
自分のありのままの状態を知る
◆問題点だらけでも、落ち込む必要はなし!
睡眠の問題を解決したいときは、まず自分の現状を知る必要があります。 そこで役立つのが、下記にある睡眠セルフチェックシートです。 「眠るまでに30分以上かかった」などの質問項目に対し、それが週何回あるのかをチェックします。 これらの質問は夜から日中にかけて時間順に並んでいるので、各該当項目を線で結び折れ線グラフを作ると 自分の悪い時間帯がいつなのかが、一目でわかるようになります。 このセルフチェックで重要なのは、「現状がこうである」と、今現在の状況を把握することです。 ただ、悪いところが多く見つかったからといって、必ずしもダメというわけではありません。 問題のある時間を確認して、生体リズムの調整をしながら変化を観察していきましょう。 また質問の下にある「トイレ」「いびき」など、睡眠中に起こりうる問題点を○で囲むと、睡眠の現状がよりわかってきます。
◆睡眠の悩みは大きく5つに大別される
このように睡眠の悩みをセルフチェックシートであぶり出していくと、問題点は大きく5つに分類されます。
A.寝付けない(眠るまでに30分以上かかる)
B.途中で起きてしまう(夜中に目が覚めた後、30分以上眠れない)
C.早く起きすぎてしまう(予定より1時間以上前に起きる)
D.眠った感じがしない(朝起きた後も体がだるい)
E.いつも眠い(ボーッと集中力を欠く)
この5つのいずれにも該当しない方は少ないと思います。まずは自分の睡眠事情を把握したうえで、
睡眠改善に取り組んでいきましょう。
【セルフケアこそ最高の治療方法】
睡眠に関するメカニズムさえ知っておけば、少しの工夫で毎日の生活を充実させることができます。 脳の活動は睡眠で大きく変えることができるので、まずは自分の状態を把握し、自分自身の改善について考える糧にしていきましょう。
トイレ | 息苦しい | いびき | 寒い/暑い | かゆい | 痛い | 悪夢 |
汗をかく | 体が動く | 子供 | 家族 | その他( ) | ||