胃下垂
臍のあたりが膨らむ。
■症状と特徴
胃が下がり、上腹部はへこんでいるのに、臍の周囲が膨らんでいる状態になります。
ひどいときには、胃が骨盤の位置まで下がることもあります。
胃の蠕動運動が弱まり、胃の内容物を十二指腸に送る力が弱くなるので、食後の胃もたれ、げっぷ、腰痛、吐き気、食欲不振、肌荒れなどがみられます。
また、弱った消化力を助けようと、胃酸が過剰に分泌されるため、胃炎などを起こすこともあります。
■原因
痩せているため、腹壁の筋肉や脂肪が少なく、腹部の圧力が低下するために起こるといわれます。 精神的ストレスとの関連も疑われています。
■治療
治療の必要はありません。1回の食事量を減らして胃の負担を軽くすることや腹筋や背筋を鍛えることが大切です。