急性胆嚢炎

■急性胆嚢炎の症状と特徴

食事をして3~4時間後に吐き気や上腹部痛、悪寒、高熱が起こります。 黄色い液を吐いたり、尿の色が茶褐色になったり、黄疸や右上腹部に強い圧痛があることもあります。 腹部全体が硬くなっている場合は、胆嚢が破れて腹膜炎を起こしている可能性があります。


■急性胆嚢炎の原因

急性胆嚢炎の90%は、胆嚢から胆汁を導く胆嚢管が胆石で塞がれて起こります。 胆汁は胆嚢の中で濃縮され、そこに腸内細菌である大腸菌や嫌気性菌が感染して炎症が起こります。 穿孔を起こすこともあります。残りの10%は、無石胆嚢炎と呼ばれます。


■急性胆嚢炎の治療

初期には絶食し、点滴や抗菌薬で治療します。強い炎症を伴う場合は、胆嚢摘出術を行ったり、胆嚢に管を通して膿を出したりします。