急性胆管炎

■急性胆管炎の症状と特徴

肝臓内の胆管も含め、胆管に炎症が起きたもので、悪寒、発熱、右上腹部の痛み、黄疸などが代表的な症状です。 重症化すると、急性閉塞性化膿性胆管炎となり、敗血症やショック症状、意識障害を起こし、死に至ることもあります。


■急性胆管炎の原因

胆管が胆石や癌によって閉塞したために胆嚢のうっ滞が起こり、そこに腸内細菌である大腸菌や嫌気性菌などが感染して炎症が起こります。 多くは大腸菌による感染で起こります。


■急性胆管炎の治療

炎症が軽ければ、安静にして食事をせず点滴で補液します。抗菌薬や鎮痛薬を用います。 高熱や黄疸を伴う場合は、補液や抗菌薬の使用と同時に、胆管内に溜まった膿を排出します。 急性閉塞性化膿性胆管炎では内視鏡的ドレナージ、経皮的ドレナージを行います。