健康によい水の10の効用と9の条件

■健康によい水、悪い水の違いとは?

人間をはじめとする動植物にとって重要である「水」。現代において「健康によい水」とは、簡単にいえばミネラル含有量がほどよく、 濁りがなく無色透明でキラキラ輝き、不純物(汚染物質)の少ない水といえます。 反対に「悪い水」とは、ミネラルがなく、不純物(汚染物質)の多い水ということになります。 よい水とは、体の隅々までまで栄養素を運搬する水なのです。 栄養素ばかりでなく、例えば薬などもよい水で飲めば効き目が増加し、役目を終えた薬の対外排出を助けるキャリアー物質でもあるのです。

このように水の役割は極めて大きく、毎日飲む水によって、その働きも変わってしまうのです。 「人体の持つ自然治癒力の回復」とよくいわれますが、その回復と力の根源はまさに水にあり、毎日煮炊きしたり、飲んだりする水をよい水に改善することによって 体の回復力は一層高まるのです。

健康によい水とは一体何なのでしょうか。

水という液体は、その中に含む成分によって「おいしい水」となったり「まずい水」となったり、「毒」となったりしてしまいます。 何が溶け込んでいるかによって、体によい水か悪い水かに分かれてしまいます。 また、おいしい、まずいなど、味覚で判断すると、人によって異なるので、一人がおいしいといっても、まずいと感じる人もいるわけです。 好みの問題もあり、感情が入ると、十人十色となります。そのため、「健康によい水」「悪い水」という点から評価してみましょう。


●健康によい水の9つの条件

  • 生命体に有害な物質が除去されている。
  • 人体生命維持に必要なミネラル成分を含んでいる。
  • 水のペーハーは弱酸性から弱アルカリ性。
  • 水の硬度が高すぎないこと。
  • 酸素と炭酸ガスがある程度溶け込んでいる。
  • 臭気がしないこと。
  • 塩素が少ないこと。
  • 水分子の集団(クラスター)が小さく整列している。
  • 水分子の振動数が高く、活性化している。

●健康によい水、10の効用

▼鎮静剤としての効用
水は少しずつ飲むと、いらだった神経をやわらげ平静にする効果があります。

▼利尿剤としての効用
水を多めに飲むと体内の毒素を排泄する効果があります。その際ミネラル量が多いほうがその効果は増します。 お茶、コーヒー、紅茶の利尿効果が高いのはそのためです。よい水でお茶を入れると風味がよく、酸化しづらくなります。

▼強壮剤としての効用
生体の酵素の働きを助けるためには水がよく、よい水を飲めば体内の化学反応が活発化して元気になります。

▼発汗剤としての効用
水を体内に摂り込むことによって、発汗作用が高まることになります。

▼下剤としての効用
便秘がちの人は、毎日よい水を飲むことによって悩みも解消します。 腸での水分吸収がありすぎて便が固くなってしまいがちなので、普通より多めに水を飲むことが必要です。 また、よい水を飲むことによって便の臭いさえ変わってしまいます。

▼解熱剤としての効用
風邪などで熱が出た時に水を大量に飲んで、発汗を促せば体の熱は冷まされます。

▼希釈剤としての効用
胃がんや高血圧の塩分など、体内の毒素は水の摂取によって、より薄められ、毒を弱め、対外排出を促進します。

▼催眠剤としての効用
眠りにつく30分から1時間前に水を飲むと、空腹感をやわらげ、同時に心を安らげて眠りやすくなります。

▼新陳代謝促進としての効用
よい水を飲むことによって、体内の老廃物や水分そのものの入れ替えを行い、余計なものを対外排出してくれます。 よい水は老化さえ防止することができます。

▼栄養素のその他の運搬役としての効用