冷凍した食品を解凍しても味が落ちない必殺技
■食材の解凍を上手にする方法
冷凍した食品を美味しく食べるには、解凍方法にカギがあります。家庭での一般的な解凍方法は、冷蔵解凍、流水解凍、直水浸け解凍、電子レンジ解凍ですが、 それぞれに長所と短所があります。冷蔵解凍は、ゆっくりと時間をかけて低温(冷蔵庫の中)で解凍する方法で、風味はよいとされていますが、時間がかかり、 すぐの調理にはとても間に合いません。流水解凍は、水温10~15℃では、解凍は早いのですが、栄養成分が流出するため、風味が落ちてしまいます。 流水解凍で良いのは、エビやカニぐらいなものです。流水解凍やため水に直接入れて解凍する方法(直水浸け解凍)は、 冷凍食品を裸のまま直接水に浸けるため、解凍は早いのですが、直接水が当たる分、さらに栄養成分の流出が多くなり、風味も落ちます。 また、袋やパックのまま入れた場合も、解凍時間は早いのですが、ドリップが多く出ることになります。 電子レンジ解凍は、時間が早く栄養価を損なわずに解凍でき、使い方によっては有効とされ、現在では、もっとも一般的な解凍方法になりましたが、 戻し方にムラが出たり、一部が焼けてしまうこともあり、設定時間を間違えると水分が飛んでパサパサになることもあります。 最近は、高性能の電子レンジが普及していますが、それでも、解凍の時にドリップが出ることは防ぎきれません。 そこで、上手に解凍するのにも、ミネラル調理液が利用できます。
肉や魚を解凍するときは特に、水の中で戻すと水っぽく、味が悪くなりますが、ミネラル調理液に浸けて解凍すれば、 旨味や栄養分が細胞内から流出することはなく、ミネラルも補給され、肉や魚に含まれる酸化物も中和してくれるため、 より良い状態で、短時間で解凍することができます。
【関連項目】:『ミネラル調理液』