野菜を新鮮なまま長持ち保存させる方法Ⅱ

■キュウリ・ピーマン・ナス・大根・ゴボウなどの保存方法

キュウリ、トマト、ピーマン、ナスは、いずれも脱水・乾燥しやすい野菜です。ミネラル調理液の中に3~5分程度浸けてから保存してください。 水気をよく拭き取り、キュウリ・ピーマンは新聞紙やクッキングタオルか穴の開いたビニール袋(穴が開いていない場合は、口をしっかり閉めないこと)などに入れ、 トマト、ナスはラップやビニール袋に入れて、しっかり閉めましょう。また、これらの野菜は低温障害を起こしやすいので、冷蔵庫の野菜室で保存します。 根菜類の中でも、ゴボウ、大根などは根を食べる野菜の仲間です。まず付着している土などを軽く払落し、洗ってからミネラル調理液をまんべんなく、 滴るまでスプレーするか、ミネラル調理液に3~5分浸けます。さらにミネラル調理液で十分湿らせた新聞紙やクッキングタオルなどで包み、 ラップかビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室か冷暗所に保存します。 葉付きの大根は、すぐに葉と根を切り分けて、別々に保存しましょう。 ニンジンは、ミネラル調理液に3~5分浸け、水分を拭き取ってから新聞紙やクッキングタオル、またはラップやビニール袋に入れて、 冷蔵庫の野菜室かれ冷暗所で保存します。


■サクランボ・ブドウ・柑橘類の保存法

果物の保存も基本的には野菜と同じです。特にサクランボ、ブドウ、プラムのように外皮がピンと張っていて、果実の水分が多いほうが美味しい果物の場合は、 ミネラル調理液を使うことで外皮がさらにしっかりし、旨味や水分が閉じ込められ、新鮮な状態をキープすることができます。 ミネラル調理液に丸漬けした後に、ビニール袋やラップでしっかり包んで、冷蔵庫に保存してください。 レモンやオレンジなども同様にミネラル調理液に丸漬けしましょう。レモンやオレンジは、農薬や防カビ剤が付着している可能性がありますが、 ミネラル液がそれを中和してくれます。長めに浸けておくことがポイントです。


■実験

実験では、ゴボウ・ワカメ・昆布・バナナ・リンゴを使いまいした。すべての食材は同じ日に買った、同包装内の食材です。 ミネラル調理液に浸けた結果、ゴボウは色が変わらず、昆布は色を見れば一目瞭然。 ワカメも同じ量を使いましたが、増え方も違います。また、バナナ・リンゴも色が変わらず、酸化が防げていることがよく解ります。 他にもミネラルを添加すると、レモンやオレンジの防カビ剤なども中和してくれるので安心です。 食品の欠点を補い、かつ酸化を防止する画期的な方法です。