腰痛対策に『岩盤浴マット』
温熱効果に優れ適度な硬さがある「岩盤浴マット」で、快眠できて腰の疲れが和らぐ人が続出しています。
■ホルミシス効果
微量の放射線は健康をはぐぐむ
ぐっすりと眠って腰の疲れを取るためには、自分にあった敷布団を使うことが重要です。 それには、敷布団の大きさや硬さが適当であるか、寝返りが打ちやすいか、体の安定性がいいかなどに 注意する必要があります。さらに、寝ている間に体を冷やさないようにする「保温性」 に優れているかどうかも、腰痛に悩んでいる人にとっては重要な点です。
これらの条件を満たす敷布団の補助寝具に『岩盤浴マット』があります。 岩盤浴マットとは、「ホルミシス効果」を備えた敷きパッドのことです。 適度な硬さがあり、現在使っている敷布団の上に敷くだけで快適な睡眠を得られると話題のマットです。 ホルミシスとは、ホルモンと同一語源のギリシャ語「Hormo」に由来し、「刺激する、促進する」 という意味があります。具体的には、高濃度、あるいは大量に用いられた場合に有害となる物質が、 低濃度あるいは微量に用いられた場合に逆に有益となる現象を指します。 岩盤浴マットにおけるホルミシスは、日常レベルの放射線によるホルミシスのことです。 放射線と聞くと、体に有害で、たとえ微量でも浴びると危険なもの、というイメージが強いでしょう。 確かに以前は、こうした説が有力視されていました。しかし、最近は、低線量の放射線なら逆に生物にとって 有益な作用をもたらすという、新たな見解が動物実験によって検証されました。
この放射線ホルミシス効果を最初に提唱したのは、ミズーリ大学の生命科学の教授トーマス・D・ラッキー博士です。 きっかけは、NASA(米国航空宇宙局)からの依頼によって、宇宙における放射線が、宇宙飛行士の体に及ぼす影響について 調査したことでした。調査は、宇宙飛行士の健康状態を宇宙に行く前後で比較するという方法で行われました。 その結果は驚くべきもので、宇宙に行ったあと、すなわち地上よりも大量の放射線を浴びたあとの方が、 健康状態がいいというものだったのです。 このことから、放射線は大量に浴びると体に害を及ぼし、最悪の場合死にいたる恐ろしい物質ですが、 微量であれば、健康に良好な影響をもたらすということが示唆されたのです。
実は、微量な放射線は、洞窟や温泉などから放出されていることがあり、昔から病気の治療に効果があると 多くの人が訪れています。海外では、オーストリアのバドガシュタインという湯治場があり、 難病患者が殺到することで有名です。また、日本国内では秋田県の玉川温泉や鳥取県の三朝温泉などで、 いわゆる「ラジウム温泉」と呼ばれているところもこれに当たります。
■岩盤浴マットの効果
体がポカポカと温まって疲労回復を促す
「岩盤浴マット」は、放射線ホルミシスの考え方に基づいて開発された、新しいタイプの寝具です。 微量の放射線を放出する鉱石を織り込んだ特別な繊維で作られており、寝ているだけで深部の体温が上昇し 効果が得られると考えられています。もちろん、岩盤浴マットから放出される放射線量は、 日本で安全とされる基準値以内に抑えてあるので、安心して使うことができます。 そして、ある試験で、岩盤浴マットを使用することで、深部体温が上昇し、患部が温まって腰痛が和らぐ ということが確かめられました。また、使用者へのアンケートでは、岩盤浴マットで寝ることで、 体がリラックスして熟眠でき、疲れがよく取れたと答えた人が多数いました。 もちろん、それらが全て放射線ホルミシスによるものであるかどうかは不明です。 しかし、少なくとも岩盤浴マットを使用したことで、睡眠中も体温が保持され、 基礎代謝が下がらなかったのは明らかで、それが快眠をもたらし、疲労軽減に有効に働いたのだろうと考えられるのです。
ただし、この岩盤浴マットを使ったからといって、即座に腰痛がよくなるわけではありません。 毎日継続して使い、3ヶ月、半年と経つうちに影響が実感できると思われます。 腰痛の解消には、あくまで専門医の診断と治療を受け、その補助ツールとして、 岩盤浴マットを活用することをおすすめします。