「ひろのば体操」で脊柱管狭窄症を改善する①

足指を伸ばす『ひろのば体操』で脊柱管狭窄症の痛みや痺れが改善した人が続出。


■脊柱管狭窄症患者の多くは足指が変形!

以下は某クリニックセンターの所長の治療談です。

靴下を脱いでみてください。あなたの足指は、どのような状態ですか?
親指が人差し指側に曲がった外反母趾や、小指が内側に入った内反少趾ではありませんか。 あるいは、爪が上ではなく横を向いている寝指、関節が「くの字」に折れ曲がっている屈み指、 足指の腹が地面に着いていない浮き指ではないですか。 これらはすべて、間違った靴の選び方や履き方、スリッパやサンダルの使用、悪い歩き方などの生活習慣によってもたらされた、 指の変形です。現代人には、足指の変形が多く見られます。同時に、指を1本1本広げることのできない人が、非常に増えています。 こうした足指の問題が多くの疾病の原因ではないか、と私は考えています。

私は現在、福岡のクリニックに付属する足指外来で、患者さんの病気を「足指から治す」お手伝いをしています。 脊柱管狭窄症と診断された方も、多くいらっしゃいます。そして、そのほとんどの患者さんの足指に、何らかの変形が見られるのです。 私は以前、理学療法士として、老人指定病院に勤務していました。そして、そこで見たのは、リハビリをどんなに頑張っても、 症状が改善しない人がいるという現実でした。
疑問を感じた私は、5年で退職。「必ず結果が出る方法」を模索していたところ、現在のクリニックで働く機会を得て、 足指を広げる効果のある5本指の靴下に出会います。そして、ひどいO脚に悩んでいた妻にこれをプレゼントしたところ、 何と1週間でO脚が改善したのです。妻の変化に驚いたことから、足指の研究を始め、その結果、 足指を広げて伸ばすことの重要性がわかってきたのです。


●土台が安定すれば、症状が改善する

人が逆立ちするときに、床についた手を、想像してみてください。手の指を曲げたり、閉じたりする人は、まずいないはずです。 これは、指を広げて伸ばした状態でないと、バランスを取りにくいからです。 足も同じです。ただでさえ、人の直立二足歩行は、四足歩行に比べて、物理的に難易度が高いといえます。 足の指が曲がっていたり、指がぴったりと閉じていたりすると、うまくバランスが取れません。 すると、体は、足の裏以外の部分を使ってでも、何とかバランスを取ろうとします。 無意識のうちに、膝や腰など、体の一部に負荷をかけ続け、それが癖になってしまいます。 高齢者で、膝や腰が曲がった姿勢が常態化している方が見られますが、そのような骨格の変化も、こうした負荷が原因です。 負荷がかかる部位は、本来ないはずの緊張を、常に強いられるわけです。次第に、筋肉のコリや、痛みが生じます。 また、筋肉が硬くなると、血管や神経が圧迫されるため、血流や神経伝達が阻害されることで、痺れなどの症状が起こるのです。

ということは、痛みや痺れを取るには、どうすればよいか。逆に考えてみてください。 足指を広げて伸ばせば、土台が安定して、余計な負荷をかけることなく、立ったり歩いたりできます。 すると、筋肉の緊張も解け、骨格の変形が元に戻り、ひいては症状が改善するというわけです。 そこで私は、足指を広げて伸ばす方法として、『ひろのば体操』を考案しました。 この体操を、地元の保育所で試験的に導入したところ、子供の運動能力が飛躍的に向上し、そうした取り組みが新聞に掲載されました。 昨年は、NHKの番組でも取り上げられ、反響が大きかったため、1ヶ月後にアンコール番組が放映されたほどです。 足指外来に来られる患者さんには、この体操を指導し、家でも行うよう勧めています。 独自に開発した5本指の靴下も着用してもらい、とにかく足指を広げて伸ばすことに努めます。 その結果、足腰の痛みや痺れ、歩行障害などの改善に、目覚ましい成果が上がっています。 むろん、脊柱管狭窄症にも大変有効です。


脊柱管狭窄症は、背骨の中の神経の通り道が狭くなり、神経が圧迫されることで、足腰に痺れや痛みが出る病気です。 ただ、そうと診断されても、脊柱管が狭くなったことだけが、症状の原因とは限りません。 脊柱管を広げる手術をしても、痛みや痺れが取れない人が多いという事実が、それを物語っています。 私の考えでは、体の歪みや誤った負荷のかかり方が、症状の大きな要因です。 そして、それを引き起こしているのは、体の土台、足指の変形です。 だからこそ、足指を伸ばす「ひろのば体操」で、病院でも治らなかった痛みや痺れが、解消するケースが多いのです。 杖やコルセットが不要になった、正座ができるようになったという変化に、患者さん本人が、一番ビックリしています。 ほとんどの患者さんは、半年ほどで、症状がよくなっています。 毎日続ければ、結果が出るまで、それほど時間はかからないはずです。 実際、きちんと効果が出ているのは、まじめに取り組んでいる人です。 また、よく歩くことも重要です。「ひろのば体操」で土台を安定させたうえで歩くことで、足裏に筋肉が付きます。 すると、足裏の正しい位置に重心をかけて歩けるようになり、より早期に症状が改善するのです。 まずは、1日6000歩を目標に、歩くようにしましょう。