脊柱管狭窄症対策に『プラセンタ療法』②施術談

施術談①鍼灸や整体でも治らなかった間欠性跛行プラセンタ注射で急回復し、歩ける距離も大幅延長。
施術談②プラセンタを半年間摂り続けたら、間欠性跛行の痛み・痺れ・歩行距離が一挙に回復。


■施術談

以下は、某クリニック院長の施術談です。


●300メートルほどしか歩けなかった

プラセンタ療法は腰部脊柱管狭窄症(以下、脊柱管狭窄症)による間欠性跛行の改善に一定の効果を発揮することは、 私自身の日々の診療経験でも多数確認できています。
例えば増田長盛さん(仮名・69歳)は、4年前から腰と右脚の激痛に悩まされるようになりました。 右脚のふくらはぎには痺れがあり、すねには感覚鈍麻も起こっていました。 触ったりさすったりしても、丸で皮膚の上に膜を張られているかのように感触がおかしかったといいます。 また、間欠性跛行にも悩み、300mほど歩くと痛みや痺れが強くなって、その場で5分ほどしゃがんで休まなくてはならなかったそうです。 心配になった増田さんは近所の整形外科を受診。MRI検査を受けた結果、脊柱管狭窄症と診断されました。 鎮痛薬や血管拡張薬を処方されたものの、効果はあまり得られず、痛みや痺れが治まりません。 症状が少しでも良くなればと鍼灸院や整体院にも通ったそうですが、成果はありませんでした。 他にいい治療法はないかと探していたところ、プラセンタ療法を知り、これが最後の頼みの綱と思い、 2年前の1月に来院したのです。

◆不安が和らいで前向きになれた

増田さんには、週に2回、1回に付き2アンプル(1アンプルは2ml)のプラセンタを注射しました。 すると、1ヶ月後には腰や右脚の痛みに加え、痺れも徐々に治まってきました。 以前はこのまま歩けなくなるのではないかという不安が強かったそうですが、前向きな気持ちになってきたと話してくれたのです。 その後もプラセンタ療法を続けたところ、3ヶ月が経った頃には、痛みや痺れが随分軽くなり、感覚麻痺もほぼ完治しました。 また、一度に歩ける距離は延びず300mのままでしたが、休む時間が3分くらいまで短縮されたのです。 体が動かしやすくなったと報告してくれた増田さんは、その頃から足の筋力を強める体操を自ら積極的に実践し始めました。 脊柱管狭窄症を治したいという増田さんの積極的な姿勢も手伝って、プラセンタ療法を開始してから8ヶ月後には、 痛みや痺れが当初の20%程度にまで大幅に回復して、一度に歩ける距離も500メートルに延びたのです。 増田さんは現在も当院に通院中です。まだ、腰と右脚に少し痛みが残っているものの、完治に向けて頑張りますと笑顔を見せてくれています。


●硬膜外ブロックも効果がなかった

私のクリニックでは、脊柱管狭窄症に対する治療を主に注射で行っています。 しかし、場合によってはプラセンタのサプリメントを摂ってもらう場合もあります。 埼玉県に住む原田知世さん(仮名・63歳)は、3年ほど前から、歩くたびに左足に痛みや痺れを覚えるようになったそうです。 その後、痛みや痺れは日に日に悪化し、左足の膝裏からふくらはぎにかけて激痛が走るようになりました。 そのため、休み休みでないと歩けず、一度に歩ける距離はせいぜい400mまでだったそうです。 この事態に不安を感じた原田さんは、近隣の整形外科を受診。レントゲンやMRI検査を受けた結果、脊柱管狭窄症と診断され、 自分の歩行障害がその代表的な症状である間欠性跛行だと初めて知りました。 整形外科では、消炎鎮痛薬や血管拡張薬、ビタミン薬などを処方され、歩行訓練などのリハビリもしばらく続けました。 しかし、あまり効果はなかったそうです。

その後、原田さんは硬膜外ブロック療法を受けたり、神経根ブロック療法を試みたりしたものの、いずれも1日程度で 痛みや痺れがぶり返しました。しかも、注射を受けた際に電気が走ったような痛みを感じ、それ以来、 注射に対して恐怖心を抱くようになったのです。そんな原田さんを心配した家族がプラセンタ療法のことを知り、 助けになればと当院に連れてきました。2012年のことです。

◆2ヶ月で痛みや痺れが半減した

原田さんにプラセンタ療法を説明すると、その効果には納得してもらえたのですが、注射に対する恐怖心があるため、 サプリメントで補ってもらうことにしました。それに加え、消炎鎮痛薬と共にすでに服用していた鎮痛薬を併用して 摂ってもらったのです。すると、足の痛みや痺れが徐々に和らぎ、2ヶ月後には、痛みや痺れが以前の半分ほどに治まったのです。 3ヶ月後には、症状が大幅に回復し、一度に歩ける距離も700mまで延びました。 そしてプラセンタ療法を開始してから半年後には、痛みや痺れがほとんどなくなり、自分でも驚くほど体が軽くなったと 喜んでくれました。鎮痛薬と併せてプラセンタのサプリメントを補っていなかったら、ここまでの回復は見込めなかったでしょう。 現在では、間欠性跛行を起こすことなく歩けるまでに回復し、デパートにショッピングに出かけ、外出を楽しめています。