脊柱管狭窄症の臀部痛に『エミュー油』

塗って揉めば5分で血流アップ!お尻の硬い筋肉がほぐせ臀部痛が退くと評判の『エミュー油』


■エミュー油とは?

太古から万能薬として利用されてきた

腰部脊柱管狭窄症(以下、脊柱管狭窄症)の臀部痛の原因となるお尻の筋肉の硬直をほぐすのに役立つと評判なのが、 エミュー油と呼ばれるマッサージ油です。 エミュー油とは、オーストラリアに生息する走鳥類(飛べない鳥)「エミュー」の皮下脂肪から摂れる油です。 エミューはダチョウに似た大型の鳥で、エサを求めて飲まず食わずの状態で1日10km以上の距離を移動したり、 産卵直後には外敵から卵を守るために約60日間も卵を抱き続けたりするなど旺盛な生命力を備えています。 このエミューから取れるエミュー油の効果は、太古より経験的に知られていました。 オーストラリア先住民であるアボリジニは、4万年以上も前から傷の治療や痛みの緩和などにエミュー油を用いてきたといわれています。 現在エミュー油は関節痛や筋肉痛、捻挫、打撲、肩こりにも鋭く効くと、医学界やスポーツ界で注目を集めています。


●抗炎症作用も実験で確認

エミュー油には優れた血流促進作用と抗炎症作用が備わっています。血流促進作用は、エミュー油を手のひらに塗って揉み、 サーモグラフィで塗布前と塗布後の温度差を調べた実験で確認されました。 その結果、塗布してわずか5分後には、手のひらはもちろん、指先まで温度が上昇することがわかりました。 これはエミュー油で血流が活発になった結果といえます。 抗炎症作用に関しては、オーストラリアのクイーンズランド大学で行われた試験があります。 意図的に炎症を起こさせたマウスの足に数種類の油をそれぞれ塗ったところ、エミュー油は塗布量が他の油より 少ないにもかかわらず、他のどの油よりも強力に炎症を鎮められたことがわかったのです。

エミュー油は、ドラッグストアや通信販売で扱われている場合が多いようです。 脊柱管狭窄症の臀部痛の改善にエミュー油を用いる際は、1円玉大の量をお尻全体に伸ばしながらマッサージすればいいでしょう。