めまい体操①

10万人を見事に治した『めまい体操』が全国で大評判!!
振り返り型や立ちくらみ型などタイプ別No.1のやり方発見!!
薬と安静だけでは難治のめまい治療に平衡機能を高める新リハビリを導入し、10万人がめまいを克服!!


■めまい体操①

以下は、某病院医師の治療談です。


●入院患者の8割、通院の7割が改善効果を実感

「私はめまいを治す!私はめまいに負けない!」
「私はふらつきを治す!私はふらつきに負けない!」
私が勤務している総合病院では、耳鼻咽喉科の一室からこのように元気な掛け声や笑い声が絶えず聞こえてきます。 室内で何をしているのかといえば、私やスタッフの指導の下、めまいの患者さんたちが集団でリハビリ体操をしたり、 めまいについての授業を受けたり、回復に向けた心構えを復唱したりしているのです。 従来のめまい治療と指導は、ほとんどが薬を飲むことと安静にすることに限られていました。 しかし、めまいを改善させるうえで、薬物療法と安静だけでは限界があり、そのことは患者さんばかりでなく、 多くの医師も痛感しています。そこで私は、海外ではめまい治療に取り入れられている理学療法(運動などによって 機能回復を促す指導法)を国内でいち早く採用し、重要な治療の柱として18年前から活用してきました。 その結果、重度のめまいやふらつきでも改善率が飛躍的に向上し、これまでの治療成績でいえば、 入院リハビリを行った患者さんの8割、通院でリハビリのやり方を習った患者さんの7割が めまいやふらつきの改善を実感しているのです。 その数は延べ10万人以上に上り、診察室の壁一面にはめまいを克服した患者さんたちの手紙や写真が貼られています。 これらの手紙は私やスタッフの励みになるばかりでなく、初診の患者さんが目にとめたときも、 めまいを克服した先輩たちのように、自分もリハビリに取り組もうと決意するきっかけになっているのです。




●不安や恐怖心を乗り越えるのが回復の第一歩

上のグラフは、当院に入院(4泊5日)して体操などのリハビリや生活指導を受けた患者さんの回復度をまとめたものです。 めまい症状・めまいに伴う精神症状・めまいに伴う身体機能障害のスコアがどれも治療前に比べてほぼ半減し、 これはめまいの各症状が大幅に改善していることを示しています。 このように優れた治療成績を残していることから、リハビリはさぞや難易度の高い内容ではないかと思うかもしれませんが、 私が指導しているリハビリは「誰でも、どこでも、器具を用いず、お金もかからず」をモットーにしており、 やり方さえわかれば自宅でも一人で行えます。また、めまいを引き起こす病気として、良性発作性頭位めまい症・メニエール病・ 突発性難聴・前庭神経炎・ハント症候群などが挙げられますが、耳の異常が原因になる場合は、ほとんどのめまいに有効です。 リハビリは、平衡機能を高める体操が中心になることから、患者さんの中には「ふらついて怖いからできない」 とためらう人が少なくありません。患者さんの多くは、めまいの不安や恐怖心を常に抱き、鬱状態に陥っているので、 最初はためらうのも無理はないでしょう。しかし、その不安や恐怖心を乗り越えることが、回復に向かう第一歩になるのです。

●それぞれの動作で大声を出して行うのが大切

リハビリ体操を始めた当初はめまいが起こり、ふらつきや吐き気を伴うこともあります。 集団でリハビリ体操を行う利点は、そのようなつらい中でも互いに励まし合い、くじけそうな気持を振り払って積極的に リハビリに取り組めることです。とはいえ、この記事を読んでいる人の多くは、地理的な問題などで当院に入院や通院ができない ケースもあるでしょう。その場合でも、次ページから紹介するリハビリ体操を1週間、2週間、1ヵ月と続けていくうちに、 めまいやふらつきは着実に改善しています。このリハビリ体操を続けてめまいを克服した先輩たちは10万人以上いて、 中には私の本を見ながら自宅で行っていた人も大勢います。 最初は、誰もが不安を抱き、めまいでふらつくこともありながら、 諦めずに毎日コツコツと続けたことが回復につながったのです。

リハビリ体操を行うときは、一つ一つの動作で「いち」「に」「さん」・・・・・と声を出しながら行ってください。 発声によって体操の目的や動作が明確になるとともに、気分が落ち込んでいるときも元気になります。 そして、同じ体操を行っている仲間が全国に何万人もいることを思い出しながら、連帯意識を持って取り組みましょう。

なお、めまいは耳に原因があるタイプと脳に原因があるタイプに分かれます。 脳梗塞や脳出血など脳に原因がある場合は命に関わるので、まずは病医院で専門的な検査を受けて、 主治医の許可を得てからリハビリ体操を行ってください。